不動産業者をご利用になる前に…

フランスでは、不動産業は厳格に政府から規制されており、不動産業者は日系、仏系を問わず全て不動産取引免許を取得する事が義務付けられています。 この免許番号は弊社の正式な書類全てに記載される事が義務付けられています。

つまり、アパート等の賃貸物件を仲介しそれに対する報酬(仲介料、登録料、書類作成料やそれに追随するサービスへの報酬)を受け取る為にはこの免許が必要なのです。免許を取得するためには、仏政府の規定する学歴、資格や経験、滞在資格、金融保証等が求められています。

残念なことに、フランス国内には日本人を対象に、無免許で物件の仲介を行っている個人や団体が少なからず存在しています。慢性的なパリの物件不足でこういった人々に頼らざるを得ない状況もあるのですが、これは明らかな違法行為であり、何か問題が生じた時や司法の介入が必要になった場合にはお客様にも多大な不都合が生じます。又、彼らに報酬を支払うのは、違法行為に加担する事になります。

「物件さえ良ければ、仲介者は不法でも合法でも関係ない!」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、問題があってからでは遅すぎます。契約内容はお互いを守るための合意事項。 日本と異なり、不動産関連の巧妙な詐欺、事件が相次いでいるのがパリの現実です。

不動産業者をご利用になる際、又個人の仲介者から仲介料、登録料等何らかの費用を求められた場合は、その業者が免許の保持者であるかどうかを必ず確認して下さい。

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